保険事業はその公共性から国家によって規制されたり、「保険加入者の利益を保護する」という名目で国によって保険会社の利益が守られたり・・といった一般の企業ではありえない対応がなされています。
一般の消費者や企業はもちろん、学校などの公共団体や銀行などの金融機関など多くの経済基盤が保険に加入している為、保険事業には社会性が存在します。その事が保険の公共性につながります。
そして多くの場合、生命保険は長期契約で経済的保障を約束する契約の為、保険会社には長期間の経営の安定が必要とされます。
また、保険事業の金融機能の側面から見ても投資運用される保険資金が巨額な為、社会経済に与える影響が大きいことも保険事業が公共性を帯びている理由となります。
これらのことから保険事業は一般企業と違い、破綻の危機に際しても「公共性がある」との認識である程度は守られる事になります。